横浜市港北区下田町にお住いの田邊美紗代さんは、「松の川緑道(遊歩道)の会」の会長として、1983年からこの緑道の保全活動を行なっています。かつて「松の川」には、多くの水棲動物が生息し、岸辺には多くの野生植物が咲き乱れていました。都市化が原因で、川は汚れ、暗渠(あんきょ)となってしまいましたが、当時下田小学校のPTAで活動していた美紗代さんらが「松の川埋め立て跡地を遊歩道に」と提案したことがきっかけとなり、平成10年に「松の川緑道」が完成したのです。 田邊美紗代さんのお父様である田邊家第12代当主の田邊泰孝(やすたか)さんが亡くなったことをきっかけに、2014年、「日吉の森庭園美術館」として母屋が公開されました。現在、美紗代(みさよ)さんは、館長としてこの美術館を運営しています。
(平成29年(2017)11月25日撮影)