大倉山駅前にある和菓子店「青柳」の女将、田辺ミヨ子さん。新羽町の農家に生まれ育ち、20歳のころに「青柳」に嫁いできました。当時は田んぼや畑がまだたくさんあった大倉山。その後次々と田畑が消えその跡には多くのマンションが建てられるようになり、街の景観も行きかう人々も大きく変貌してきました。そうして世の中が、街がどんなに変わっても、人々の生活に季節感を演出し、憩いのときを過ごすのになくてはならない和菓子店の女将として、近所の人たちと交流を重ねながら店を盛り立ててきました。
インタビューでは、子ども時代から嫁いだ頃の話、その後の街や商店街の変貌、和菓子店としてまたその女将としての矜持、スタッフへの心遣いなど、さまざまなテーマをお話いただきました。