港北区は、2014年度に生涯学級「港北昔ばなし紙芝居講座」を3年間の事業として行いました。講師の先生を迎え、「港北に伝わる昔ばなしの紙芝居を作る」とのテーマで取り組み、作成した紙芝居を披露するというプログラムで行われました。たくさんの人に見てもらいたいとの思いから、紙芝居を広める活動に繋がり、そして、講座開講中の2015年には、参加者による市民活動グループ「たまてばこ」も誕生しました。「たまてばこ」の名前の由来は、「箱を開けたら、港北区の歴史の中からどんなお話が出てくるか、お楽しみに!」というところから。その由来の通り、作品はすべて港北区に伝わる昔ばなしを題材にしたもの。地域の昔ばなしに親しむことは、地域の歴史を知ることに繋がり、地域への関心や愛着を深めるきっかけにもなります。年に1回、地域の歴史や民話を学ぶ勉強会を開き、一つの紙芝居を作り上げるために、構想を練り、文章を考え、絵を描き上げます。講師の先生のアドバイス、仲間同士の意見交換を通して、よりよい紙芝居づくりを目指しています。「たまてばこ」では、紙芝居の上演活動を行なっています。上演を希望される場合は、港北区役所区民活動支援センター(電話:045-540-2246)までお問い合わせください。
なお、ここでは、「たまてばこ」のメンバーの皆さん以外の紙芝居も紹介しています。また、紙芝居の中には、昔から地域に伝わる話などを当時の表現のまま使って制作しているものもあります。現代の言い回しとそぐわない場合もありますがご了承ください。